これからどう進むか。

 loop量子重力理論と、string理論が対等でないかと思ってたけど、やっぱりブラックホールのエントロピーの高次補正も一致しそうにないしやっぱり無理かなあ。特に、Dブレイン系でブラックホール構成して、エントロピーの高次補正を見ると、log(面積)の係数に、重力場だけでは決定できない項が入るみたい(boson数など。)。
 loop量子重力はハミルトニアン拘束条件が解けずに、発展も止まっているようだし、別にこれにこだわる必要もないし、博士課程ではこの分野の研究はやめようかなあ。
 重力を量子化し、ヒルベルト空間の要素をみるとspin networkのようなものがでてきて、体積や面積が量子化されることもあるという可能性があるということのみをふまえて、博士課程では、行列理論でもやろうかなあ。ワールドシートの三角形分割やら弦の場の理論が出るのが魅力的だ(オールドマトリックスモデル)。物理が見えなくなるのがあまり好きじゃないんだけど。
 幾何学の量子化というアイデアは非常に魅力的なのだが、loop量子重力以外にはなにかあるのだろうか?

 ガクシンではloop量子重力とstringをやるっていうんだけどね。