下鴨サプライズ!を出る。

二年半住んだ下鴨サプライズ!を出る。何故出るか?
長く住みすぎたからだ。

この家は家であるばかりか、まさに京都の文化の中心、いや、世界の中心であった。

ここで暮らした時間は全て黄金であり、
共に暮らした数多くの人たちはみな一生の家族である。

築百年、坪庭、離れ、茶室、空池があり、
猫、ネズミ、イタチ、蟻、蛇、よくわからないもの、はるか、カフェ研究家、アチェ地方研究家、美容師、ムビラ引き、民族音楽屋、黒糖職人、パン屋さん、ジャンベ叩き、サンシン弾き、百姓、彫刻家、絵描き、歌唄い、料理人、革職人、瞑想家、漫画家、小説家、冒険家、子供、赤ん坊のいる家。

さらば下鴨サプライズ!。縁があったらまた会おう!