食日記

僕は生物のなす行為の中で食(および性)をとても神聖視している。

殺したものは全て食うという知り合いがいるが、とても共感できる。

死ぬときは食われて死ぬか、死んでから食われたいと思っている。土葬はいいが火葬は勘弁だ。生態系の一員として全くの無駄死にではないだろうか。


多くの文化は生き物を「可愛い奴」「食料」「イヤな奴」に分ける(そしてその線引きは文化によって異なる。)。これはくだらない考えである。全ての生き物は美しく、ほとんどの生き物は食うことが出来る。

そういう思いで、犬も虫も食べてきた。

話は変わって以下は食日記。

寮の噂の洋食屋、みずほに行ってきた。
食べたのは一口カツ定食。一個目はとてもおいしいけどすぐに飽きがくる。それにボリュームが多すぎて苦しくなる。主要客である学生にはいいかも知れないけど僕には向かないお店と思った。同じクラスならフランス会館の方が圧倒的においしいと思うけどどうしてここが人気あるのだろう?って学生向けの味だからか。


一昨日は松成が来たので、チーズ雑炊を作った。つみれと魚醤と椎茸でダシをとり、人参レタスとトマトを入れ煮込み、ご飯を加えて味が染みたらもう一度大切りのトマトと入れ上に溶けるチーズを入れて短時間で仕上げた。最高の味だった。

今日はレイとその姉が来たのでカレーを作った。リンゴを入れた。カレーに入れたためにリンゴの味が消えた。めちゃくちゃ美味しいリンゴだったのにリンゴに悪いことをしてしまった。例えるなら最高級ワインでワイン蒸しをするようなもの。もっともカレーは普通に美味しくできた。今日、姉妹に振る舞った「よなよなエール」という軽井沢の地ビールは日本で作られているビールで二番目にうまいと思う。下の二つと違い普通の酒屋で売っているのもいい。
一番目は「麻物語」という麻から作ったビールを長期間熟成(通常のビールと違い瓶内発酵する)させたやつ。三番目はコエドビールかな。