オーバードーズ看病記

月曜日
朝にうちを出たはずの人が夜に帰ったらまだいた。デパス抗不安剤)の影響でずっと寝ていたとのこと。

火曜日

夜帰るとまだ寝ている。二日間何も食べていないとのことなので簡単に食べられそうなものを買ってきて与える。

熱があり言動がおかしいので、ふと気になって薬袋を見るとデパスが1シート空になっている。問いただすと不安感に耐えきれずデパスを1シート及びパキシル抗うつ剤)80ミリグラムを焼酎で飲んだとのこと。
ある程度の意識があるようなので、オーバードーズ経験者の意見を電話で聞き、「次やったら救急車」と約束して水をたくさん飲ませそのまま眠らせる。

木曜日
ある程度回復しているので、朝ご飯を食べさせ自分の家に帰らせる。電話したらお風呂の水を入れたところで力尽きて寝ていたとのこと。うちにつれて帰る。

夜再び帰って様子を見ると意識が前より朦朧としている。目を離したすきにパキシルの60ミリグラムを飲んだようだ。また首には自分で絞めたと思われるベルトが巻かれている。目に内出血がないので強くは締めていないもよう。

昨日より低量で致死量にははるか遠いが意識レベルが低いのと習慣化させないため救急車を呼んだ。本人が病院へ行くことを拒んだので救急車は帰った。事件性があると警察が来るのを忘れていた。寮の皆様にはご迷惑をかけました。制服私服あわせて4人も来ていた。

木曜日
朝ご飯を食べさせ部屋で眠らせる。夜ご飯も食べさせる。発作なし。浮遊感あり。吐き気頭痛あり。意識レベルに若干の低下あり。
薬がもうないので離脱症状がでるのが不安である。