昨晩

深夜に部屋に飛び込んできた寮生に量子力学を教えた。
物理学教室のカリキュラムはおかしい。
3回生で実験や高度なゼミをするには、2回生で量子力学をやるべきだ。
シュレディンガー方程式から、ファインマン経路積分を導くところは量子力学の中で最も感動的な部分だけど、肝心のシュレディンガー方程式を習ってなければこの感動は分かるまい。

それはそうとWikipedia多世界解釈の項は内容のない戯言なので誤解の再生産を生じさせないために直す必要がある。

多世界解釈コペンハーゲン解釈は解釈の違いだけで物理には関係ないと思われがちだけど、コペンハーゲン解釈には「観測」の定義が明示されてないので(多世界解釈は観測の定義は不要)多世界解釈の方が優位。観測者と電子のスピンでエンタングルさせた状態をつかって巧妙な実験をすれば物理的違いを示せると思う。