七夕と暦に関する話

今年の七夕は満月でした。つまり夜中明るい月が出ているので天の川を見るには最悪のコンディションということです。

旧暦で行われていた七夕は晴れの多い新暦の8月か9月ごろに行われるものであり、さらに七日に行われることにより常に月は七日の月なので深夜に沈んでいて、天の川をみるには絶好のコンディションでした。

まあというわけで七夕は旧暦でやったほうがよいと思います。

ところでどうして日本は旧暦をずっと続けていたんでしょう?農業をするなら絶対太陽暦の方が便利なのに。旧暦では同じ日が同じ季節とならないので(例えば春分が毎年違う日になる)農業には向かないのに。暦を全ての人に伝えるための社会基盤が遅くまで発達しなかった(旧暦なら月を見れば日付が分かる。)ことと、便利なものより使い慣れたものの方がいいって思想かな。