吉田寮を舞台にした、ボーズラブ小説が存在する。

それは、かわいゆみこの「猫の遊ぶ庭」。

あらすじ「今年K大の院に進学する織田和祐は入居予定だった下宿が取り壊されてしまい、やむなく吉田寮に住むことに。この吉田寮、過激派が住むだの、幽霊が住むだのと言われるほどの尋常ならざるところだった。寮生も変わり者ばかりで、これからの生活に不安を覚える織田だったが、そこでまるで蒸留水を飲んで育ったかのような涼やかな青年と出会う。寮内で唯一まともそうなその青年、杜司篁嗣にすっかり魅せられ、親しくなろうと必死になるが……。」

K大と匿名にする意味があるのだろうか?なかなか面白そう。作者は吉田寮出身者だろうか?

ちなみに吉田寮は男子寮ではなく、幽霊や過激派の存在は確認されていません。

続編も存在する。「猫の遊ぶ庭 気まぐれ者達の楽園」
あらすじ
「K大の吉田寮は、大正時代から生き残り、前世紀の遺物とまで言われるほど古色蒼然とした寮だった。そこで院生の織田和祐は個性的な、という言葉では片づけられないほど変わり者ばかりの住人に振りまわされる日々を過ごしている。そんな中でも恋人の杜司篁嗣は涼やかな容貌の持ち主で、織田を寮に繋ぎ止める、最大にして最強の理由となる青年である。ある日、寮の自治会長で柔道部の藤原が市営プールで恋をしたと聞きつけ、皆でプールへ行くが!? 」

市営プールって、西京極?ここは大学プールにして欲しいところ。あと執行部長を自治会長というあたり、寮出身者じゃないのかな。