進み具合 と 日本半導体敗戦

本日の最低目標(2p)達成。寝る。
実質今日書いたのは2pだけど、chapter->part section->chapter subsection->section subsubsection->subsectionの魔法を唱え、
\renewcommand{\baselinestretch}{1.03}というかなりキツめの行間を
\renewcommand{\baselinestretch}{1.2}に変えたら、80pになった。
ついでに読みやすくなった。

というわけで、マイ規定枚数は超えた。

しかし、あとちょこちょこ手を加えないといけないところはあるな。

重複しているイントロも書きなおしたり、
未定義語をなくしたり。

とりあえず、体力的に限界が近いので明日は休憩する。

実はこういう詰めた状況でも一日一時間ぐらいは読書している。
今日読んだ本は、日本半導体敗戦。

出版社からのコメント
 1980年代半ば、半導体は「産業のコメ」と言われ、日本の半導体産業は世界市場で5割以上のシェア獲得し、自動車産業と並ぶ日本の基幹産業だった。しかし、それから20年あまり、いまや日本の半導体産業は、ほぼ壊滅してしまった。DRAM生産でただ1社残ったエルピーダメモリも、2009年6月30 日、産業再生法の第1号認定を受け、公的資金300億円が注入されることが決まった。
 なぜ、日本の半導体産業は、ここまで凋落してしまったのだろうか?
 著者は、半導体産業のピーク時に日立製作所に入り、以後、16年間、現場で技術開発を担当。その後、社会科学者に転じて、凋落の原因を追求してきた。日本の半導体産業の凋落原因は、ひと言で言えば「過剰技術・過剰品質」(という病気)にある。最高の技術で最高の製品を作っても、それを買う買い手がいなければ産業は成り立たない。ここに、日本半導体産業が陥った「イノベーションのジレンマ」があった。
 本書は、半導体産業の凋落の原因を徹底解明し、「ものづくり国家」日本が陥った罠を描くとともに、このジレンマから脱出するための処方箋を提示する。
 この問題は、なにも半導体産業だけの問題に限らず、日本の産業すべてに言えることではないだろうか?

パラ読みの感想:
これは素晴らしい本。どうしたらだめな企業ができるかが書かれている。
例えば、コストを考えない高品質市場主義、硬直するシステム、部分最適化、
見直されない工程、過去の栄光のしがみつき、ピーターの法則を地で行く人事制度など。
これは日本のすべての産業が抱えている問題ではないだろうか?

ピーターの法則
1. 能力主義の階層社会に於いて、人間は能力の極限まで出世する。すると有能な平(ひら)構成員も無能な中間管理職になる。
2. 時が経つに連れて人間は悉く出世していく。無能な平構成員はそのまま平構成員の地位に落ち着き、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は無能な人間で埋め尽くされる。
3. その組織の仕事は、まだ出世の余地のある、無能レベルに達していない人間によって遂行される。