to do tomorrow

論文の体裁を整える。
図を作る。
holographic entropyの証明を詳しく書く。

今日したこと、一般的な場合のQFTのentanglement entropyの計算の仕方を書いた。

「日本半導体敗戦」感想と要約(筆者の弁と僕の弁が混じっています)。

エルピーダメモリー受けたとき、「今は不況だから赤字は仕方ないけど、景気がよくなるときに備えて技術開発をしている。」って言ってたけど、あれは嘘だったのか(仕方ないの部分)。なぜならば、2008年度の最終損益で日本のメーカーは全部赤字になっているけど、インテルとサムソンはちゃんと大きな黒字を出しているのだ。

日本のメーカは過剰技術で過剰品質の病があり、特に研究、開発、設計者にコスト意識が少ない。

今、大きなマーケットがあるのはインドと中国であり、その人達が欲しがる製品を作っていない。BRICsからみた、日本のエレクトロニクスの存在感はないに等しい。
韓国サムソンのメモリ事業部(13400人)に専任のマーケティングが230人いて、もっとも優秀な人材が配置され、長期間、担当地に在住しているのに対し、日本製造業のマーケティングは二桁も少ない。

要素技術者は極度に専門化しすぎて、トランジスターをつくるということを俯瞰して自分の要素技術を最適化するということができていない。

インテルではセットの価格と原価を決定してから、工程フローを設定するらしい。この話を著者が日本の半導体メーカに紹介すると「そんなやり方が可能なのか?」という反応が返ってきて、自動車産業を研究している経営学者に話したところ、「ものづくりの基本だよ。そんなこともできていないの?」と驚かれた。

聞き取り調査をすると「日本の技術力は今も昔も諸外国と負けていない」と答える技術者が大半。
そうだろうか?誰にも作れないモノを作る能力は技術だが、誰でも作れるものを誰よりも低コストで作る能力も技術である。
後者の技術において日本は劣ってしまった。最高の技術で最高の製品を作っても買い手がなければ何の価値もない。