知能と生存競争

30億年間に生まれた種のうちで人間だけが知能を発達させたということは、
「知能は生存競争において多くの場合、有益にならない。」ということではないだろうか?

もしそうでなければ、あらゆる生物は少しでも神経系を発達させるように進化させて地球は知的生物種だらけになっていたはずだ。

おそらく複雑な神経系っていうのはランニングコストがかかりすぎるわりに得られるものがすくないんだろう。

やはり昆虫のような ”simple is the best” を玉条とした生き物が一番生存能力があるんだろうな。

とすると、宇宙生物を発見する可能性に比べて宇宙知的生物を発見できる可能性は非常に低いのかもしれない。
(予断だが、これはもちろん知的生物の種としての寿命による。知的生物はいったん出来たら、ずっと残るようなものかもしれない。文明を崩壊させる方法はいくらでもあっても、人類を絶滅させるのは難しい。超巨大隕石でも落ちない限り、文明は崩壊しても一万人ぐらい存続するでしょう。(予断の予断だが、実は7万年前には厳しい気候変動のために総人口は2000人まで落ち込んだらしい。))